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渋滞の多い市街地では・・・ ]
ミラジーノとしての試乗レポートは今回が2回目。
前回はミニライトスペシャル ターボのオートマ車を試乗しましたが、その時があまりにも予想もしていなかった良い結果だったので次は同じターボ車でもマニュアル車に乗りたくて・・・
そのような訳で今回のクルマはジーノ S ターボ。スポーティーな3ドアのミラジーノです。
毎回、試乗の始まりは豊中にある当店を出発して交通量の多い市街地、伊丹市や川西市をテストドライブ。オートマであれば気にもならない信号待ちもマニュアル車では左足と左手が忙しいのなんのって・・・^^;うっかりしてるとクラッチを踏むことを忘れてエンストしてしまったりと、信号の多い市街地ではちょっと大変なのは事実ですね・・・。
シフトを1速に入れてクラッチをつないでいざ発進、さすがにターボエンジンは元気がいいですよね。でも、ターボパワーを感じ始める頃にはすぐに目の前にクルマのテールが、そして、また次の信号待ち。2速、3速と引っ張りたくても前を走るクルマとの車間もないので発進すればすぐに2速、3速へとシフトチェンジ。
エンジンのパワーに不満を感じることはありませんが、その逆で本来のパワーを出せないことの方が不満が残りますね。
常に目の前にはクルマがある状態なのでアクセルを踏み込むというところまではいきませんので、この状況でターボ本来の性能を味わうことは出来ないでしょうが、アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスの良さはさすがにターボ車であることを十分に感じられました。
どのような状況であってもパワーに余裕があることは魅力的ですよね。 |
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信号も少ない郊外をクルージング・・・ ]
信号も多く、おまけに渋滞・・・ さすがにその状況ではマニュアル車の良いところを発揮することが出来なかったジーノSターボもここまで来るともう別人になったように快適なリズムで走ることができました。
1速である程度引っ張って2速へシフトチェンジ!
そして、2速でも引っ張って・・・と思っているとスピードメーターの針はアッという間に60kmを越えてしまっていて、そのまま3速、4速、5速と小刻みにシフトアップをしなければいけないのには正直なとこ残念でしたね。と言っても、前にクルマが走っていない時には3速、そして4速と引っ張ってみましたが、実に気持ちよく爽快に吹け上がるフィーリングはターボならではのものです。2速でも、3速からでも実にトルクフルな加速は運転している者を間違いなく虜にするものがあります。でも、そんなフィーリングを楽しんでいるとすぐに制限速度をはるかにオーバー・・・ やっぱり一般道路ではこのジーノSのターボをフルに発揮させ続けることは難しいようです。それじゃ、このパワーは一体何の為に必要なのでしょうか・・・
このパワーを引き出して走行していたら免許証が何枚あっても足りないでしょうね(笑)
でも、ついついそんなことを忘れてアクセルを踏み込んでみたくなる魅力をこのジーノは
もっています。 前を走るクルマのペースもそこそこ速い時には、そのペースにあわせるようにクルマを走らせました。エンジン回転は2,500回転でスピードメーターの針は60km。
十分な加速を欲しいのならシフトダウンしてアクセルを踏み込めばいいのですが、そのままでアクセルを踏み込むだけでも反応は十分!
さすがにターボっていいよなって感じさせてくれる加速は実に気持ちがいいものですね。
このルートでは信号も少ないので60km〜70kmでのクルージングが可能。
アクセルさえ踏み込めばすぐに100kmを超えてしまうものの、それでもまだまだパワーに
余裕を残しているのには驚きです。
ボディーが3ドアということもあって車両重量も軽量なのでレスポンスも良好!!
このパワーをどう使うかはドライバー次第でしょうが、くれぐれも安全運転を心掛けましょう。 |
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高速道路では・・・ ]
今回はいつもとは試乗コースを逆に走ったために、池田市から山を越えて京都へ、そして亀岡から高速道路に入ることになりました。池田市側から山を越えてくる途中から目の前をレガシーB4が走っていました。そのお陰で、山を越える間も楽しいドライブとなったのでしたが偶然にもそのレガシーは同じく亀岡から高速に入り料金所を通過した時には目の前にはその姿はありませんでした・・・やっぱ、格が違いますもんね(笑)
本題に戻って、毎回楽しみな高速道路での試乗レポート。
今回は特にターボ車でマニュアルときたもので楽しみで楽しみで・・・・・
郊外の道路でもある程度は楽しむことはできたのですが、十分にアクセルを踏み込む所まではいっていなかったので料金所を抜けると本線との合流地点まで1速、2速、そして3速と思いっきりプッシュ!荒々しさはありませんが、これだけもパワーを秘めていたんだと改めて実感してしまいました。本線の流れを気にすることなくアッという間に100kmを超えて、そのまままだ加速を続けていき120km・・・
でも、このジーノSは120kmを超えてもアクセルに反応してくれて余裕の加速。
120kmからの加速もストレスを感じることなくストレートに吹け上がるし、エンジン音を聞いていてもそれほど負担がかかっているようにも感じられず余裕さえ感じるエンジン音。
スピードメーターでは140kmまでとなっているのですが、140kmまでくるとリミッターが
作動するのか、そこでストップしてしまうのはこのパワーからすると残念ですね。
また、これだけのスピードで走行していても特別にエンジン音がうるさくも感じませんでしたし、ハンドルも安定していたことにはこのクルマの完成度の高さを感じました。
試乗をする前までは100km〜120kmまではターボ車なのである程度は期待はしていましたが、まさか140km近くになってもその加速が衰えなかったことには驚きました。
ミラジーノの風貌からはまったく想像ができないポテンシャルですね・・・。
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アップダウン、連続するコーナー・・・ ]
毎回、同じことばかり言っているようですがアップダウン、連続するコーナーは非力な軽自動車にとっては辛いところ・・・
でも、今回はインタークーラーターボエンジンを搭載していて、しかもマニュアル5速車!となれば、そこそこには対応してくれると思い池田から京都への山越えルートと篠山〜能勢の間にある勾配のキツイ坂道でチェック。
ターボ車と言えどもミラジーノという風貌を見た時にはそれほど走りを期待できるものではないと皆さん思われるのではないでしょうか。でも。意外にも楽しいクルマなんですよね!
足回りがノーマルなのは不満が残るところではありますが、それでも十分にこのクルマを楽しむことは出来ました。短い直線、コーナーを抜けてからの立ち上がりもアクセルを踏み込んでやればレスポンスもよく反応してくれるし、勾配のキツイ坂道でもアクセルを踏み込めばストレスを感じることなくグイグイとクルマを引っ張ってくれるし、この坂道でも追越をかける時に躊躇することさえありませんでした。余裕はまだまだ残しているって感じですね・・・
左の写真にもあるように今回は偶然にも前をB4が走っていたので、その後を出来るだけ離されないように頑張っちゃいました(笑)B4は相手にはしていなかったみたいですが・・・^^;
写真にもあるように短い直線とコーナーが連続するいつも使っている試乗コース。コーナーを抜けた立ち上がりではアクセルにすぐに反応してくれて気持ちよくクルマを引っ張ってくれるし、でもノーマルの足回りなのでオーバースピードでコーナーに進入しないようにコーナー手前では十分に減速。そして、アクセルを踏み込んで短い直線を加速して次のコーナーへ・・・
軽量ボディーの3ドアなのでレスポンスもよく、14インチのタイヤもほどよくグリップしてくれてハンドルの反応も上々で気持ちよくコーナーをクリアしていってくれました。
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